近年、各居室にクローゼットを造らず、家族の洋服を1か所にまとめて収納する「ファミクロ」を採用する家庭が増えています。
Konojy家も家づくり当初、家事ラクになるファミクロは絶対につくりたいと思っていました。
しかし、間取りの打ち合わせを進めていく内に、ファミクロの意外なデメリットも知りました。
今回は、ファミクロ採用時の注意点と、Konojy家のファミクロのこだわりについて紹介します。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、Konojy家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!
・ファミクロって本当に必要?メリット・デメリットは?
・ファミクロにオススメの間取りは?1階と2階どっち?
・サイズ・レイアウトはどうやって決めたらいいの?
ファミクロ計画の注意点
「ファミクロって人気だけど、実際どうなんだろう」「ファミクロがほしいけど、どんな間取りにしたら良いかわからない」そんな悩みを解決できるよう、ファミクロ計画のススメを紹介します。
まずは本当にファミクロが必要なのかを検討し、その上で、間取りやレイアウトをよく考えて設けましょう。
しっかりと計画せずにつくってしまうと、せっかくファミクロをつくっても使いづらく後悔するでしょう。
ファミクロは必要?メリット・デメリット
近年人気のあるファミクロですが、本当に必要なのでしょうか?
ファミクロのメリット・デメリットを見ていきましょう。
洗濯物を一人ひとりの部屋に運ぶ必要がないのは魅力的だけど、間取りの柔軟性が減るのは大きなデメリットだね。
そうだね・・・1階のリビングは広くとりたいよね。でもお風呂は子どもが帰宅後直行できるよう1階にあってほしいな・・・
ファミクロは1階と2階、どっちに配置する方がいいのかな?
ファミクロは1階と2階どっちがいい?
前述した通り、ファミクロは洗濯機のある脱衣所の隣にある方が圧倒的に家事動線が楽です。
そのため、「ファミクロ+脱衣所+お風呂+洗面所」の水回りを1セットに考えて間取りを決める必要があります。
「ファミクロ+脱衣所+お風呂+洗面所」を1階に配置する場合と2階で配置する場合のそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
なお、リビング・ダイニングは1階、寝室・こども部屋は2階の間取りを想定しています。
1階のメリット
2階のメリット
1階にあったほうが便利だけど、2階に配置したら1階の居住スペースが増えるのはやっぱり魅力的だよね!
そうだね。我が家は「水回りセット」が合計10.5帖ほどだから、これが2階に行くとなると、1階のリビングスがかなり広くなるね!
Konojy家は「お風呂2帖・脱衣所2帖・洗面所2帖・ファミクロ4.5帖」なので、水回りセットが合計10.5帖になります。
1階のリビング・ダイニングや玄関が10.5帖分広くなると、かなり広々としたオシャレな空間になります。
Konojy家は便利さより見た目のオシャレさを選び、ファミクロ含む水回りセットは2階に持っていくことにしました。
しかし1階になるべく近い場所になるよう、2階の階段上ってすぐのところに水回りセットを配置しました。
水回りを2階に持っていった経緯については以下の記事にも詳しく書いています。
サイズはどうやって決める?
続いてファミクロのサイズを決める必要があります。
適当に決めてしまうと大きくて持て余したり、小さすぎて予定していた物が入らなかったりするので、しっかりと計画して決めましょう。
①ファミクロに何を収納する?
まずはファミクロに何を収納したいか書き出してみましょう。
洋服の他にも、鞄・スクールバック・帽子・来客布団・掃除機・トランク・キャンプ用品・クリスマスツリーなど季節のインテリアなどを収納する家もあります。
②洋服はそれぞれ何着あるか?
大人と子ども、それぞれどんな服が何着あるか書き出してみましょう。
洋服の中でも、「パジャマ・下着は脱衣所」、「コートはシュークロ」など、ファミクロ意外に収納するものも確認しましょう。
Konojy家はファミクロに以下のものを収納予定です。
パジャマと下着は脱衣所に、季節のコート・帽子・スクールバックはシュークロに、トランク・キャンプ用品・季節のインテリアは倉庫に収納します。
収納はハンガー?棚?
続いて収納のレイアウトについて考えます。
収納の種類は大きく4つに分けられます。
①扉付きチェスト
②オープン収納棚
③ハンガーバー
④枕棚
Konojy家のファミクロは以下のように収納予定です。
Konojy家のファミクロのこだわり
Konojy家には4.5帖のファミクロがあります。
使い勝手がよく、なおかつオシャレなファミクロになるようこだわったので、Konojy家のファミクロ計画のポイントを紹介します。
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全面に2段のハンガーバー
Konojy家はハンガー収納が基本です。ハンガーバー収納の方が服の確認がしやすく、使いやすいからです。
かけられる服は全てハンガーバーに収納するので、ファミクロ全面に上下に2本のハンガーバーを付けました。
しかし、実際に使用し始めてて、「やっぱり収納チェスト棚が欲しい」と思った時に対応できるよう、下段のハンガーバーは取り外し可能なものにしました。
ハンガー収納のスペースを十分確保するため、枕棚は一般的な高さより高めで、床から2.1mの位置に設置しました。
ステップ台がないと届きにくい高さなので、使用頻度の少ないものを置く予定です。
枕棚の奥行き深め
ハンガーバーの上には枕棚があります。
基本、枕棚の奥行き30cmですが、一番奥のハンガーバーがないところには、奥行き60cmの枕棚を付けてもらいました。
ここは、来客用の布団をしまえるよう、奥行きを深くとってもらいました。
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オールブラックで高級感のある空間に
使いやすさだけではなく、オシャレな空間になるようにもこだわりました。
ブラックのクロス
シックで高級感のあるファミクロにするため、壁紙は全面ブラックにしました。
壁紙はサンゲツの「TH32330」です。
ハンガーがガンガン壁に当たりそうなので、傷が付きにくい素材のものを選びました。
仕様・価格
ブラックの枕棚
枕棚は白か木目のものしかできないと言われていたのですが、無理を言ってブラックにしてもらいました。
枕棚をブラックにすることで、薄い壁が余計に付き、ハンガーバーのもU字のタイプのものから壁付けのものに変わりました。
ブラックのハンガーバー
ハンガーバーもブラックにしてもらいました。
素材はアルミより高級感のあるステンレスでお願いしました。
壁紙・枕棚・ハンガーバー全てブラックで統一し、落ち着いた空間にしました。
まとめ
ファミクロは本当に必要か、間取りのどこに配置するか、何を収納するか、どうやって収納するか、是非事前にしっかりと検討し、計画的にファミクロを取り入れてください!
一緒に家事楽な生活を送りましょう!
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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