【工事レポ②】基礎工事・土台工事

【工事レポ】シリーズ第2弾は基礎工事と土台工事についてです。

セルフ地鎮祭が終わり、いよいよ着工しました。

着工後にまず「基礎工事」を行い、その後「土台工事」を行います。

今回は基礎工事と土台工事でどんなことが行われるのか、Konojy家の工事進捗と共に紹介していきます。

以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、我が家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!

  • 基礎工事って何が行われるの?
  • 着工から基礎工事完了までどのくらいかかるの?
  • 基礎工事でチェックすべきことを教えて!

前回の記事

目次

基礎工事とは

基礎工事って専門的すぎて何が行われるのか未知ですよね・・・

「問題なく基礎工事が行われているのか心配」という方のために、基礎工事の基本的な工程内容と、チェックするべきポイントについてもとめてみました。

基礎工事の工程

基礎工事は基本的に以下の工程で進められていきます。

基礎工事の後、土台工事が行われ、その後上棟となります。

今回は土台工事も合わせて紹介します。

基礎工事

①地縄張り:建物の外周部にビニール紐を張り、建物の配置を確認する

②掘削工事:図面をもとに現地盤から施工面までの土砂を掘り下げて、穴を開ける

③砕石地業:基礎形状に合わせて地面を掘削し、砕石を敷きと転圧を行う

④捨てコン打設:建物の基準線を出したり、足場をつくるためにコンクリートを流し地面をならす

⑤鉄筋組み:図面に沿って鉄筋を組み上げて、建物の基礎となる骨組みを作る

⑥型枠設置:コンクリートを流し込むための型を作る

⑦コンクリート打設:コンクリートを流し込む

⑧型枠外し:コンクリートが固まった後、型枠を取り外す

土台工事

⑨配管工事:床を塞ぐ前に給水管や排水管などの設備を配置する

⑩土台敷込み:出来上がった基礎の上に通気層を設けて土台を配置する

⑪合板敷込み:1階の床に合板を敷き詰める

「何だか聞き慣れない言葉ばかりで難しい・・・」という方、後ほどKonojy家の基礎工事の様子を写真付きで紹介するのでご参照ください!

写真で見てみるとわかりやすいです。

チェックすべきこと

基礎工事が問題なく行われているか心配な場合に、チェックするべきポイントを紹介します。

(「iemiru」のHPを参照させてもらいました。)

配筋をチェック!

まず、基礎工事の前半で鉄筋を組み立てて、型枠を作る際のチェックポイントです。

● 鉄筋と型枠との間に4cm以上の間隔が空いている?
● 隣の鉄筋との間は30cm以内になっている?

鉄筋と型枠との間隔は、鉄筋が錆びないようにかぶり厚が分厚いかどうかの確認です。

鉄筋の間隔は、これ以上空くと基礎の強度が弱くなるためしっかり確認しましょう。

アンカーボルトをチェック

続いて、アンカーボルトを設置する際のチェックポイントです。

● アンカーボルトがコンクリートの中央に設置されている?
● アンカーボルト同士の間隔は2.7m以内?

アンカーボルトは、基礎と土台を繋ぐ大切な部分です。

偏りがないかどうか、間隔が開きすぎていないかしっかりチェックしましょう。

型枠を外すまでの日数や天気をチェック

続いて、型枠を外すまでの日数を確認します。

● 最低でも4日以上は空いているか?
● 雨が降った場合、その翌日に型枠を外していないか?

型枠を外すタイミングは、コンクリートの強度に影響してきます。型枠を外すまでに最低でも4日は開いているか確認します。

また、通常、雨の日の翌日には型枠を外しません。天候もチェックしておきましょう。

基礎サイズをチェック

基礎の立ち上がり枠組みまでコンクリートを打設したら、ここでサイズを確認しておきましょう。

● 基礎立ち上がりの幅は12cm以上あるか?
● 基礎の外周は地面から一番上まで30cm〜40cm以上あるか?
● 地面から捨てコンまでの高さは24cm以上あるか?
● 内側の立ち上がり高さは外周の立ち上がりより5cm低いか?

捨てコンは冒頭で説明した通り、防湿マットの上に流した床部分のコンクリートのことを指します。

基礎の幅がしっかり取れていないと、基礎が弱くなってしまいます。メジャーを持っていき測ってみましょう。

基礎工事:着工1〜25日目

Konojy家が2023年9月7日に着工してから10月24日に上棟するまでの、1ヶ月半の工事進捗をまとめてみました。

地縄張り

まず初めにすることが「地縄張り」です。

「地縄張り」とは、図面に基づいて建物の外周部にあたる部分にビニール紐を張り、敷地に対しての建物の配置を確認することです。

厳密に言うと、着工の前から地縄は張られていました。

掘削工事

9月12日、着工5日目の写真です。

「掘削工事」とは、図面をもとに現地盤から施工面までの土砂を掘り下げて、穴を開ける作業のことです。 

砕石地業

9月16日、着工9日目の写真です。

「砕石地業」とは、基礎形状に合わせて地面を掘削し、砕石を敷きと転圧を行うことです。

捨てコン打設

(参照:藤原室 建築設計事務所)

Konojy家の捨てコンの写真はなかったので、画像はお借りしたものです。

Konojy家は着工10〜16日目あたりに行われたと思います。

「捨てコン打設」とは、建物の基準線を出したり、足場をつくるために、コンクリートを流し地面をならすことです。

これから基礎が段々と立体的になってきます。

鉄筋組み

9月24日、着工17日目の写真です。

「鉄筋組み」は図面に沿って鉄筋を組み上げて、建物の基礎となる骨組みを作ることです。


 各部屋の間に鉄筋が組まれているので、これを見ると各部屋の配置や大きさがわかります。

「ここが玄関で、ここを通ってリビングにいくんだね〜」「中庭広いね!」などと盛り上がりました!

型枠配置・コンクリート打設

9月26日、着工19日目の写真です。

「型枠配置」とは、コンクリートを流し込むための型を作ることです。

部屋ごとの型枠が作られ、型枠にコンクリートが流し込まれてました!

鉄筋の骨組みにコンクリートが被さって、「これが鉄筋コンクリートか」と一人で納得してました。

木造住宅でも基礎は鉄筋コンクリートなんですね。

基礎立ち上がりコンクリート打設

9月28日、着工21日目の写真です。

基礎の立ち上がり部分にもコンクリートが流しこまれてました!

コンクリートに刺さっているネジは「アンカーボルト」と呼ばれる部材で、基礎と土台を繋ぐために設置されています。

玄関ポーチ型枠配置

10月1日、着工24日目の写真です。

玄関ポーチの階段部分の型が造られてました。

玄関ポーチの階段は2段で、フローティングステップ(浮き階段)にしてもらいます。

フローティングステップにすると、踏板が浮いているように見え、カッコよくなるのでオススメです!

型枠外し

10月2日、着工25日目の写真です。

型枠が全て外されていました!

玄関土間と玄関ポーチ部分は更にコンクリートが敷き詰められていました。

土台工事:着工26〜46日目

基礎工事後、土台工事が行われます。

設備先管工事

10月4日、着工27日目の写真です。

床を塞ぐ前に給水管や排水管などの設備が配置されます。
赤が給湯管で温かい水が通る管、青が給水管で冷たい水が通る管です。

外壁に付く給水器の位置からキッチンやお風呂が遠いと、この管が長くなり、お湯が出るまで多少時間がかかるそうです。

土台敷込み

10月18日、着工41日目の写真です。

「土台敷込み」とは、出来上がった基礎の上に通気層を設けて土台を配置することです。

ブルーシートの下には断熱材とキャットスペーサー、木材が敷かれているようでしたが、ブルーシートがきっちりと留められていたのでよく見えませんでした。

前日17日に見に行った時点では土台敷込みは行われおらず、4日と変わらない様子だったので、2週間ほど工事が進んでいなかったようです。

合板敷込み

10月20日、着工43日目の写真です。

「合板敷込み」とは、1階部分に床合板が敷き詰めることです。

足場組み


10月23日、着工46日目の写真です。(上棟前日)

「足場組み」とは、上棟に向けて足場を組むことです。

まとめ

基礎工事は専門的な工事で何が行われているか理解しにくいですが、調べて見ると意外と難しい話ではありませんでした。

内容がわかると工事の様子を見るのが更に楽しくなるので、是非工程と照らし合わせて現場を見に行ってみてください。

1ヶ月間の基礎工事、2週間間の土台工事を経て、いよいよ上棟の時が来ました。

上棟日については次の記事で紹介します。

Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

次の記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代半ばの夫婦と6・4・2歳の子どもたちの5人家族のKonojy(コノジー)家です。

中庭を囲む「コの字」型の家づくり真っ最中です。

アイ工務店とファンタジスタ藤本さんの最強コンビと共に、ローコストでおしゃれな家づくりを目指しています。

「HOME CREATE LIFE : 家が人生を形造る」をモットーに、最高の家と人生を造っていきたいと思います!

コメント

コメントする

目次