Konojy家の家づくりにおいて、中庭の存在は一番重要なポイントでした。
そのため、中庭をウッドデッキにするか、タイルデッキにするか非常に悩みました。
室内との繋がり・価格・快適性など色んな要素を考慮し、結局Konojy家は天然木のウッドデッキにしました。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、Konojy家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!
・ウッドデッキとタイルデッキのメリット・デメリットが知りたい!
・ウッドデッキの木材の種類とそれぞれの特徴を教えて!
・おしゃれな中庭にするにはどうしたら良い?
ウッドデッキとタイルデッキの比較
以下の6つのポイントでウッドデッキとタイルデッキを比較してみました。
- 価格
- 見た目
- 安全面
- 冷たさ・熱さ
- 掃除のしやすさ
- メンテンナンス
価格
ウッドデッキの方が安いと思ってたけど、使用する木材によってはウッドデッキの方が高くなるらしいよ!
そうなんだね!?
タイルデッキのほうが高いものかと思ってたよ!
ウッドデッキ
耐久性の高いウリン材やイペ材を使用するとコストが高くなります。
それ以外の木材の場合は、タイルデッキよりも安くなるケースが多いです。
タイルデッキ
室内の床とデッキの高さをフラットにしたい場合、追加コストがかなりかかります。
フラットにしなくても良ければコストを抑えることができます。
見た目
ウッドデッキ
室内の床も木材の場合、ウッドデッキだと室内と中庭がシームレスに繋がり、空間の広がりを感じることができます。
室内の床と高さをグレーチングなしでフラットにすることができるので、すっきりとした中庭になります。
タイルデッキ
タイルは様々な色やパターンがあるため、自分好みのものを選んでオリジナリティーを出すことができます。
室内の床とタイルデッキの高さをフラットにする場合は、室内と中庭の間にグレーチングが必要になるため、室内と中庭の一体感が若干弱くなります。
安全さ
ウッドデッキ
ウッドデッキはタイルに比べてクッション性があるので、子どもが転んだり物を落とした時も安全です。
タイルデッキ
硬い上に、雨が降った時や水遊びをする際には滑りやすいので注意が必要です。
熱さ・冷たさ
どちらも軒など日除けがない場合には熱くなるため、夏場の暑い日には素足で歩きにくいでしょう。
冷たさはタイルの方が感じやすく、冬場など寒い時期にタイルデッキを素足で歩くのは厳しいでしょう。
掃除のしやすさ
ウッドデッキ
BBQをして油やタレをこぼしてしまった場合など、木だと汚れが付着しやすく、完全に綺麗にすることが難しいです。
また、ウッドデッキの下は空洞になっているため、虫が入り込んだり、ゴミが貯まったりする可能性があります。
ウッドデッキの隙間から物を落としたり、液体が垂れて下まで落ちてしまう可能性もあります。
中庭の場合、ウッドデッキが4辺とも壁に囲まれているので、ウッドデッキ下の空洞部分の掃除がしにくく、綺麗に保つのが難しいです。
タイルデッキ
タイルデッキは下に空洞部分がないため、表面のみ掃除すれば綺麗に保てます。
何かをこぼしてしまっても、拭き取って簡単に綺麗にすることができます。
メンテナンス
ウッドデッキ
無垢床は日焼けや雨によってグレー色に変化したり、部分的にシミができたりします。
見た目の良さを保つためには、定期的にオイル塗装をする必要があります。
タイルデッキ
タイルは耐久性が高く、変色や劣化が少ないため、定期的なメンテナンスは不要です。
Konojy家がウッドデッキを選んだ理由
Konojy家は中庭でBBQする機会も多いし、子どもたちも小さくて汚すだろうから、掃除しやすいタイルデッキがいいかな?
掃除のしやすさやメンテナンス面を考えるとタイルデッキがいいよね!
でも見た目的はウッドデッキが好きだな。
ウッドデッキだと室内との繋がりを感じられて、視覚的に広く見えるのがいいよね。
そうだね。それに家全体に木のぬくもりをもっと出したいから、中庭の床もやぱり木がいいな!
木目調のタイルもあるけど、室内が無垢床だから、木目調だと偽物っぽさが際立っちゃうかな・・・
そうだね。自然素材のウッドデッキの方がいいと思う!
ウッドデッキの木材の種類
木材には、柔らかく加工しやすいソフトウッドと硬く耐久性が高いハードウッドがあります。
ウッドデッキは屋外で常時雨風にさらされるので、通常は耐久性が高いハードウッドが使用されます。
屋外で使用するハードウッドとして有名なのが以下の4つの木材です。
ハードウッドの種類
- イペ
- ウリン
- セランガンバツ
- イタウバ
他にもマイナーなハードウッドがいくつかありますが、とりあえずこの4つを抑えておけば大丈夫です!
各種ハードウッドの比較
耐久年数
ウリン(35年以上) > イペ(30年以上) > イタウバ(30年程) > セランガンバツ(15年程)
価格
イペ > ウリン > イタウバ > セランガンバツ
ささくれの少なさ
(少ない)イタウバ > ウリン > イペ > セランガンバツ(多い)
割れの少なさ
(少ない)イペ > イタウバ > セランガンバツ > ウリン(多い)
アクの少なさ
(少ない)イタウバ > セランガンバツ > イペ > ウリン(多い)
イペ
まずはイペの特徴を見ていきましょう。
- 黄褐色。色のばらつきがある。
- 経年変化で銀白色になる(すっと色が抜ける)
- 木目が綺麗
- 価格が一番高い
- 大木のため、大きなサイズが使用可能
- アクは焦げ茶色で、一気に出るのではなく長期間にわたって少しずつ出るてため目立ちにくい
- 木粉によるアレルギーが出ることがある(カット時)
使用実績
・東京湾アクアライン 海ほたるパーキングエリア
・お台場海浜公園
・六本木ヒルズ
・東京外国語大学
・横浜港大さん橋
・なんばパークス
・神戸空港
・神戸ハーバーランド
ウリン
続いてイペの特徴を見ていきましょう。
- 赤褐色~黄褐色。色のバラツキが少ない。
- 経年変化で、徐々に黒ずんだ後に銀白色になる
- 耐久性が一番高い
- アクが赤く、量が多いため、周りのコンクリート等を染めてしまう可能性がある。(時間が経つと消える)
使用実績
- 横浜ベイサイドマリーナ
- 東京ディズニーシー
- 東京ミッドタウン
- 松山空港
セランガンバツ
セランガンバツの特徴を見ていきましょう。
- 薄い褐色。色のばらつきが大きい
- ピンホール(虫穴)がが多くの割合で入る(耐久性は問題ないが、雨に濡れた時にピンホールから埃・汚れが出て黒ずむことがある)
- ササクレが起きやすい
- 比較的安い
使用実績
- 大阪伊丹空港
- デックス東京ビーチ
- 岸和田カンカンベイサイドモール
イタウバ
イタウバの特徴を見ていきましょう。
- 黄土色~濃淡のある茶褐色。色のばらつきが大きい
- 経年変化で銀白色になる
- 油成分が多く含まれているため、肌触りが良く、ササクレが少ない
- 油分が木の表面に黒く固まって、シミのような黒い斑点(油点)や模様がある。経年変化で木材の表面が濃くなっていくうちに斑点模様は目立たなくなる。
使用実績
- 幼稚園
- プールサイド
Konojy家が選んだのは・・・
室内がヒノキの無垢床だから、ウッドデッキも明るい色合いの木材が良かったけど、ハードウッドはどれも色が暗めの木材なんだね、、、
そうだね。ソフトウッドだと明るい色合いの木材もあるけど、耐久性が心配だよね、、、
調べてみたら、ソフトウッドでも特別な薬剤を染み込ませて耐久性を強くしているものがあるらしいよ!
それはいいかも!もっと調べてみよう!
アコヤについては次の記事で詳しく紹介します!
まとめ
最後に、ウッドデッキとタイルデッキそれぞれどんな人にオススメか、ハードウッドの各種木材がどんな人にオススメか紹介します。
ウッドデッキ?タイルデッキ?
・掃除のしやすさやメンテナンスを重視するならタイルデッキ
・木の温かみを出したかったらウッドデッキ
どのハードウッド?
・見た目を重視するならイペ
・耐久性を重視するならウリン
・足触りを重視するならイタウバ
・価格を重視するならセランガンバツ
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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