【家づくりを決めるまでの道のり①】日本帰国 vs 海外永住

私たち夫婦が家造りを決断するにあたり沢山の検討事項がありました。我が家が実際にどのようなことを検討したのか、備忘も兼ねて記録していきたいと思います。今回は「日本に帰国するか、海外に永住するか」です。

Konojy家は「日本に帰国する」ことにしたのですが、子供の人生を一番に考えて親が我慢するべきか、親も自分の人生を充実させるべきか、という状況になってしまいとても迷いました。

日本か海外かで迷う同じような境遇の方は少ないかもしれませんが、親の人生と子どもの人生というのはほとんどの方に当てはまる悩みかと思いますので、この記事が少しでも参考になれば幸いです!

目次

日本とカナダのメリット・デメリットを比較

私たちは現在、konojyパパの仕事の関係でカナダに住んでいます。残りの駐在期間があと半年と迫った頃、そろそろ帰国後の生活について話し合いを始めました。

話し合いの一番最初の焦点は、カナダに残るか日本に帰国するかの選択でした。カナダでの生活は色々な面でとても気に入ってましたが、日本には両親や友達も多くいます。また、Konojyママはカナダ滞在中は育児休暇中で、帰国したら元々の会社に復職予定だったので、カナダに残るとなると退職しなくてはいけません。

そこで、仕事面、生活面、子どもの教育面を考慮して、カナダに残るのか日本に帰国するか検討しました。このときざっと挙がったメリット・デメリットは以下の通りです。

仕事面

<カナダに残る場合>

フルリモート等比較的自由な働き方が許される(パパ)

× 仕事がつまらない(パパ)
× カナダでの出世のチャンスは日本に帰国した時より低い(パパ)
× 会社を退職しないといけない(ママ)

<日本に帰国する場合>

転職・起業のチャンスがある(パパ)
会社に残る場合は出世のチャンスがある(パパ)
給料が良い(パパ)

× 会社に残る場合は激務(パパ)
× 組織内の政治が面倒(パパ)
× やりがいを感じない(パパ)
× 起業する場合は最初は安定性が心配(パパ)

生活面

<カナダに残る場合>

子供に優しい
他人の目を気にしない
山や海が近くにある

× 物価が高い
× 夏以外の気候が悪い

<日本に帰国する場合>

物価が安い
親が近くにいる
友達が沢山いる

× 子連れに厳しい(電車やエレベーター、レストランなどストレスを感じる場面が増える)
× 人の目が気になる

教育面

<カナダに残る場合>

英語が身に付く
多文化を身をもって感じられる
個性を尊重してくれる
将来の選択肢が広がる

× 学校・先生の当たり外れが大きい
× 小学校・中学校の勉強のレベルが低い

<日本に帰国する場合>

学校で基本的な生活習慣を学べる

× 英語を身につけるのにお金がかかる
× 学校の規則が多い学校・先生の当たり外れが大きい

教育と仕事についてさらに掘り下げて検討

この中でもKonojy夫婦の間で特に焦点が当たったのは①子どもの教育②Konojyパパの仕事でした。

結論から言うと、子どもの教育面からはカナダに残るがことが圧倒的に魅力でしたが、親の仕事面から考えると日本に帰国する方が魅力的という非常に悩ましい状況。極論、子供の人生を一番に考えて親が我慢するべきか、親も自分の人生を充実させるべきか、という状況になってしまいとても迷いました。

① 子供の教育

子どもの教育で色々と考えることはありますが、英語力や幅広い価値観を身につけることで、将来の選択肢が広がるという意味ではカナダに残ることが圧勝でした。

  • 自分たちが英語で苦労している分、子どもたちには出来る限り早い段階で英語力を身に着けてもらいたい
  • 英語は単なる言語の一つだが、英語ができると確実に世界が広がり、それだけ可能性も無限大に広がる
  • 日本で英語力を維持するにはかなりのコストがかかるが、カナダに残れば公立の学校に通うだけで英語が身に付くのでお金がかからない
  • カナダには多国籍の人が集まっているため、多文化・ダイバーシティを身をもって感じることができる

Konojy夫婦は帰国子女でも何でもないため、英語の勉強にはとても苦労しました。特に英会話力や発音はコンプレックスがあり、かれこれ6年ほど海外勤務をしていますが、未だに自分の英語力に落ち込むことが多々あります…

一方で、Konojy家の子どもたちはまだ5歳、3歳、1歳ですが、上の2人は既にかなり話せるようになってきています。2人とも現地の幼稚園に通っており、特に5歳の長男はもう3年近く現地幼稚園に通っていることもあり、既にKonojyパパ・ママの英語力を超え始めています。

自分たちが英語で苦労している分、子どもたちには出来る限り早い段階で英語力を身に着けてもらいたいと思っており、せっかく英語力が身についてきたこのタイミングで帰国するのは勿体無いと思いました。

② Konojyパパの仕事

Konojyパパの仕事面から考えると日本に帰国するほうが魅力的でした。

  • Konojyパパは現在の仕事にやりがいを感じておらず、なるべく早いタイミングで転職か起業したい
  • しかし、カナダに残る場合は基本的に今の仕事を続ける必要がある
  • 一方で、日本に帰国したら転職か起業をして異なる仕事に挑戦することができる

どんな仕事でも自分次第でやりがいを見つけられるとか、仕事はお金を稼ぐものと割り切って他のことで楽しめばいいという考え方もあるかと思います。

ただ、人生において最も時間を費やすのはおそらく仕事です。それがつまらないままでいいのか…という思いは常にありました。そのため、仕事面からは日本に帰ることに傾いていました。

Konojy家の結論

話し合いの結果、私たち夫婦は「親も自分の人生を充実させるべき」との結論に至りました。

  • 親が楽しく仕事をしている姿を見せる方が子どもにとって良い影響になるはず
  • 子どもの教育のために親が自分の人生を犠牲にした場合、子どもへの期待が膨らみすぎて、子どもたちも負担に感じることがあるかも

その代わり、この話し合いでもう一つ決めたことがありました。それは、「何年後かにまた海外に住む」ということです。

やはり子どもたちには広い世界を体感し、色んな可能性に挑戦できる環境を用意してあげたいと思っています。そのためにまずは日本に帰国し、いずれ海外でも仕事ができるよう基盤作りをすることにしました。目標は5年以内、遅くても10年以内にはまた海外に行きたいと考えています。

まとめ

家づくりとはほとんど関係ないですが、Konojy家が家づくりに至るまでの過程で大きな要素であった「日本に帰国するか、海外に永住するか」という点で検討したポイントを紹介しました。

実際カナダに残るべきか、日本に帰るべきかは本当に悩み、今は日本に帰るっていう結論が出ていますが、未だに「本当にこれでよかったのかな・・・」とか、「カナダ残りたいな・・・」と思うことはまだまだがあります…

なかなか同じ境遇の方は多くないかもしれませんが、検討の過程で考えたことが少しでも参考になれば幸いです!1年後、3年後、5年後くらいにこの記事を振り返ってその時の思いを書けたらいいな〜

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この記事を書いた人

30代半ばの夫婦と6・4・2歳の子どもたちの5人家族のKonojy(コノジー)家です。

中庭を囲む「コの字」型の家づくり真っ最中です。

アイ工務店とファンタジスタ藤本さんの最強コンビと共に、ローコストでおしゃれな家づくりを目指しています。

「HOME CREATE LIFE : 家が人生を形造る」をモットーに、最高の家と人生を造っていきたいと思います!

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