Konojy家のハウスメーカー選び第13弾は、アイ工務店と工事請負契約についてです。
ハウスメーカーが決まり、いよいよアイ工務店と建築請負契約を結びます。
Konojy家は契約時、海外在住だったため、両親による代理での契約を行いました。
ハウスメーカーとの契約を控えている方に向けて、Konojy家の経験をシェアしたく、アイ工務店との契約の流れや代理契約についてこの記事にまとめてみました。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、我が家の経験を参考して頂けると嬉しいです!
・ハウスメーカーと契約って具体的に何をするの?
・事前に準備しておくべきことを知りたい!
・代理人による契約の注意点は?
契約の流れ
ハウスメーカーとの契約は土地の契約と同日に行うことが多く、午前中に不動産屋と土地の契約、午後にハウスメーカーと契約することが一般的です。
場所は不動産屋の事務所かハウスメーカーの住宅展示場で一気に行います。
契約日当日は、①契約書等の内容確認、②書類の署名・捺印、③手付金等の支払いを行います。
Konojy家は両親による代理契約だったので、①契約書等の内容確認については、事前にオンラインで自分たちが説明を受け、当日両親への説明は不要としました。
本人が契約する場合は、当日に内容確認を行うのが一般的ですが、事前に確認しておきたい場合には、担当者に頼んで事前に内容確認することも可能です。
③手付金等の支払いもオンラインで送金可能なので、当日代理人が行うのは②書類の署名・捺印のみです。
そのため、当日の所要時間は30分程でした。
契約書等の内容確認
ハウスメーカーによって内容確認の書類若干異なると思いますが、アイ工務店の場合、以下の18個の書類の内容確認を行いました。
当日、急にこんなに沢山の書類を見せられても、専門用語も多いし理解できないよね・・・
そうだね、でも後々トラブルにならないよう、しっかり理解した上で契約しないとだよね。
代理契約でなくても事前に書類を送ってもらって、しっかりと内容を確認した方が良さそうだね。
(工事・設計について)
- 重要項目説明書
- 工事請負契約書
- 工事請負契約約款
- 瑕疵担保責任の履行確保の案内書
- 新型コロナウィルス等に関する特約条項
- 建築士法第 24条の8の規定に基づき交付する書面(設計・工事管理業務委託)
- 設計業務依頼書
- 設計業務依頼契約約款
(資金について)
- 見積書
- 見積明細書
- 資金計画書
- 工事代金等のお振込に関する案内書(手付金)
(間取りについて)
- 設計図面
- 仕様書
(その他)
- 保証の範囲と期間の説明書
- スケジュールについての案内書
- 省エネ基準の適合についての説明書
- 建築確認申請等の業務代行に伴う建築主認印の準備・使用に関する承諾書
かなり量が多いので、ここだけは確認すべき!というポイントを挙げていきます。
重要項目説明書
重要項目説明書は請負工事契約を締結する前に建築士から施主への説明が義務付けられている書類で、契約や設計・工事について書かれています。
確認ポイント
- 工事と設計図書との照合方法に問題ないか
- 工事監理結果の報告方法に問題ないか
- 設計又は工事監理の外部委託の有無
- 報酬額と支払の時期に問題ないか
- 契約解除の条件に問題ないか
工事請負契約書
工事請負契約書は工事を行う際にハウスメーカーと施主の間で交わされる契約書です。
工事請負契約書には工事の大まかな概要が書かれています。
確認ポイント
- 工事の場所が間違いないか
- 工事の内容に間違いないか
- 工期(着工日、完成日、引渡し日)に問題ないか
- 請負代金の額・支払い時期に間違いないか
工事請負契約約款
工事請負契約約款には契約書本文には記載されていない、より細かな取り決めが定められています。
主に損害や違約金、解除条件などについて定めています。
確認ポイント
- 契約不適合責任:住宅に欠陥が見つかった場合の対処が明確か。
- 履行遅延違約金:建物の引き渡しが遅延した場合の違約金の金額や期間の定めが明確か。
- 中止又は解除権:どの様な条件で工事の中止や解除が出来るのか、その際の損害の賠償方法に問題ないか。
- 融資利用の場合の特例:住宅ローンの審査が通らずお金を借りられなかった時の対応に問題ないか。
- 第三者の損害:建物の工事中に第三者(関係者以外の人や物)に損害を与えた場合の賠償方法が明確か。
見積明細書
見積もり明細書には、建物本体工事にかかる費用の詳細が書かれています。
建物本体にかかる費用のみのため、電気・ガス・水道工事費や外構工事費は含まれていません。
確認ポイント
- 設計図や仕様書と比べて、見積もりの明細に食い違いはないか
- 希望するオプションなど全て含まれているか
- 工事項目、形状寸法、数量、単価などが細かく記載皿ているか
- 「○○一式」という一括りの記載になっている項目はないか
資金計画書
建物本体工事費以外の諸費用や土地関係の費用など、家づくりで発生する費用全てが記載されています。
確認ポイント
- 解体工事費、地盤改良費、給排水本管割工事費など必要な費用が含まれているか
- 外構工事費は十分な金額か
- 内容が不明な項目がないか
各種書類に署名・捺印
契約費当日に署名・捺印する書類は以下の8点です。
Konojy家は両親に代理で署名・捺印してもらいました。
- 重要事項説明書
- 工事請負契約書
- 建築士法第 24条の8の規定に基づき交付する書面(設計・工事管理業務委託)
- 設計業務依頼書
- 工事代金等のお振込に関する案内書(手付金等の支払い)
- スケジュールについての案内書
- 省エネ基準の適合についての説明書
- 建築確認申請等の業務代行に伴う建築主認印の準備・使用に関する承諾書
手付金等の支払い
契約日当日には以下の支払いが発生します。
- 手付金(契約金額の5〜20%ほど)
- 印紙代(契約金額によって1〜10万円ほど)
Konojy家はどちらも海外からオンラインで送金しました。
手付金の金額について
ハウスメーカーへの支払いのタイミングは4回に分かれており、次回以降は以下のスケジュールで支払いが発生します。
契約時(手付金) 契約金額の20% ←今回
着工時 契約金額の30%
上棟時 契約金額の20%
引渡時 契約金額の30%
アイ工務店の場合、契約時に支払う手付金の額は契約金額の20%が一般的ですが、お願いすると減額してくれることがあります。
その場合、着工時の支払い金額が(契約金額の50%−手付金)になるので、総額は変わりません。
代理人による契約
代理契約の場合でも契約時にすることは、①契約書等の内容確認、②書類の署名・捺印、③手付金等の支払いに変わりありません。
①契約書等の内容確認は、施主自身が事前に確認しておくか、当日オンラインで同席して確認する必要があります。
事前に確認した場合、契約日当日は代理への内容説明は省いてもらうことも可能です。
②書類の署名・捺印は必ず代理人が行うことになります。
③手付金等の支払いは代理人にお願いするのでも、自分でオンライン送金するのでも大丈夫です。
代理人が契約する際に必要なもの
両親など第3者に契約書等の署名・捺印を代理でお願いする場合、以下のものが必要になります。
委任者が用意するもの
- 委任状
- サイン証明書(印鑑証明書)
代理人が用意するもの
- 身分証明書(免許証・パスポート・住基カードなど)
- 実印
- 印鑑証明書
ハウスメーカーによっては、委任者のサイン証明書・印鑑証明書や代理人の印鑑証明書を求められないこともあるみたいだよ。
サイン証明書や印鑑証明書が必要な場合、大使館に申請して取得しないとだから、早めに確認しておいて方がいいね。
まとめ
ハウスメーカーとの契約は海外からでも問題なく行えたね!
そうだね、追加で用意するべきものはあるけど、思ったほど大変じゃなかったね。
無事ハウスメーカーとのとの工事請負契約を結び、Konojy家のハウスメーカー選びがようやく完結しました。
この後はアイ工務店と間取りの打ち合わせが始まります。
その様子については、【Konojy家の間取り決め】シリーズにまとめていますので、興味がありましたらそちらもご覧ください!
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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