【Konojy家のキッチン】シリーズ第4弾はレンジフードについてです。
前回の記事に書いた通り、Konojy家はⅡ型アイランドキッチンからⅠ型アイランドキッチンに仕様を変えました。
Ⅰ型アイランドキッチンの最大のデメリットは、レンジフードの存在感です。
これをなんとかできないか・・・と考えついた先が、「レンジフードを付けない」という結論でした。
Konojy家のキッチンにはレンジフードが付いていません。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、Konojy家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!
・レンジフードって付けなくてもいいの?
・レンジフードを付けない場合のメリット・デメリットを教えて!
・レンジフードを付けたくない!レンジフードの代用品ってあるの?
前回の記事
Konojy家がレンジフードを付けなかった理由
Konojy家のキッチンにはレンジフードがありません。
これまでレンジフードは必ず設置しなくてはいけないものだと思っていましたが、実は違いました。
レンジフードは付けなくてもいいの?
レンジフード設置の必要性は消防法によって定められています。
消防法は各地域の消防局によって決められていて、場所によって内容が異なります。
場所によって、「レンジフードの設置は義務」と定めている消防法もあれば、「レンジフードはなしでもOK」と定めている消防法もあります。
Konojy家が住むエリアの消防法では、「IHの場合はレンジフードや換気扇を設置しなくてもOK」という定めでした。
自分の住むエリアがレンジフードが無くてもOKかどうか、ハウスメーカーの担当者または設計士の先生に確認してみてください。
レンジフードなしのメリット・デメリット
消防法上レンジフードの設置が義務付けられていなくても、生活面で本当にレンジフードが必要ないか考える必要があります。
レンジフードがない場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
レンジフードがないと、見た目がオシャレになって、掃除もなくなって、コスト削減もできるなんて良いこと尽くしですよね!
気になるデメリットの方ですが、実はIHの場合はほとんど影響がありません。
次の項目で詳しく説明していきます。
IHの場合、デメリットはない
レンジフードには以下の3つの役割があります。
①二酸化炭素や一酸化炭素を吸い上げる
②油煙を吸い上げる
③匂いを吸い上げる
上記の役割が果たせなくなってしまうのが、レンジフードを付けないデメリットになります。
でも本当にこれらの役割は必要なのでしょうか?
Konojy家の考えでは、IHの場合には上記の役割は必要なく、レンジフードは必要ありません。
レンジフードが不要な理由
①二酸化炭素や一酸化炭素を吸い上げる
→IHの場合、二酸化炭素や一酸化炭素が発生しないので、①の役割としてはレンジフードは不要です。
(ガスコンロの場合は必要だと思います。)
②油煙を吸い上げる
→キッチンにおける油煙とは、料理した時に発生する油と水蒸気の混じった湯気のことです。
IHはガスコンロに比べ、上昇気流が発生しにくいため、炒め物などで発生する油煙は、高く舞い上がりません。
そのため、天井付近のレンジフードにはIHの油煙は吸い取りきれず、コンロの周囲に広がる傾向があります。
IH向けの強力レンジフードを設置していれば別ですが、一般的なレンジフードでは付いていたとしてもIH の油煙を十分に吸い取りきれません。
実際に、ガスコンロとIHのレンジフードの汚れを比較すると、ガスコンロの方が圧倒的に汚れているそうです。
そのため、IHの場合はレンジフードに「②油煙を吸い上げる」という役割はあまり期待できないと考えました。
③匂いを吸い上げる
レンジフードがないと匂いが部屋中に行き渡ると心配する人も多いと思いますが、Konojy家は以下の理由から心配していません。
・レンジフードがないところで、ホットプレートで焼肉をやるのと変わらない
・匂いが気になったら窓を開ければOK
・魚焼きグリルは付いておらず、魚はオーブンレンジで焼く
・キッチン隣のパントリーに24時間換気システムが付いてる
・これまでもレンジフードをONにせず料理してきたが、匂いは気にならなかった
そもそもKonojy家は普段からレンジフードをONにせず料理をしていますが、匂いが気になりません。
点けない理由は、音がうるさいのと、毎度ONのボタンを押すのが面倒だからです。
上記の理由から、Konojy家の場合はレンジフードは必要ないと思い、付けないことにしました。
油煙や匂いがどれくらい気になるかは人によって異なりますので、ご自身でレンジフードを付けないメリット・デメリットを考慮した上で決めてくださいね!
レンジフード以外の選択肢
Konojy家はレンジフードもそれに代わる物も何も付けませんでしたが、それでは心配という方のためにレンジフードに代わる選択肢を2つ紹介します。
壁付けの「スリムハイキ」
普通のレンジフードは天井に付けますが、壁付けできるIH専用換気扇があります。
協立エアテックの「スリムハイキ」と呼ばれる商品です。
横の壁にも、正面の壁にも付けられます。
かなり小さくフラットなので、天井付けのレンジフードとは存在感が全く違います。
Ⅰ型のアイランドキッチンには使用できませんが、Ⅱ型のアイランドキッチンやペニンシュラキッチンにオススメです。
天井に局所換気扇
レンジフードの代わりに、トイレに付けるような局所換気扇を付けることも可能です。
サイズも小さく、天井が白であれば同色のため目立ちにくいです。
吸い取る力はレンジフードに比べてだいぶ弱いです。
「何も付けないのは心配だから一応何か付けておきたい」という方にオススメです。
まとめ
これまで「レンジフードは絶対に付けなくてはいけないもの」と思っていましたが、よく調べてみると、「IHの場合、意外と必要ないのでは?」と知ることができました。
家づくりにおいて、付いてて当たり前と思っていることって結構ありますよね!
お風呂・トイレの窓、玄関とリビングの間のドア、バルコニー、クローゼットのドア、テレビ e.t.c…
既成概念に囚われず、自分たちが生活する上で本当にそれらが必要なのか考え、柔軟な家づくりにしましょう!
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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