Konojy家は家づくり当初から、「階段は直線のオープン階段がいい!」と思っていました。
しかし、間取りを決めるにあたって、なかなか上手く直線のオープン階段を配置できる場所がなく、階段決めにはずいぶんと悩まされました。
階段は結構なスペースをとるので、間取り決めのキーポイントになりますし、ぱっと見同じ階段に見えても、実は違う構造だったり、なかなか決めるのが難しい存在です。
今回は、そんな階段決めの手助けとなるような情報をまとめました。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、Konojy家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!
・階段ってどんな種類があるの?
・オープン階段って実際どうなの?デメリットはある?
・安くてオシャレな階段を教えて!
階段計画で最初に決めるべきこと
まず、家づくりで階段を検討する際に、考慮すべきポイントを3点紹介します。
① 設置する場所:リビング階段 or ホール階段
② 階段の種類:オープン階段 or ボックス階段 ?
③ 階段の形状:直線・L字・コの字・螺旋 ?
リビング階段 or ホール階段 ?
考慮するべきポイント1つ目は「設置する場所」です。
従来、階段はホール(廊下)に設置されることが一般的でしたが、最近はリビングに設置される家が増えています。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
リビング階段
ホール階段
子どもたちにリビングを通って出入りしてほしいから、リビング階段がいいかな!
そうだね、間取り的にも廊下のスペースが大きくなるより、リビングの方が大きくなってほしいから、リビング階段がいいね!
オープン階段 or ボックス階段 ?
階段計画で考慮すべき2つ目のポイントは「階段の種類」です。
階段は「オープン階段」と「 ボックス階段」の2種類あります。
蹴込板のある階段:ボックス階段/箱型階段
蹴込板のない階段:オープン階段/スケルトン階段/ストリップ階段
「蹴込板(けこみいた)」とは下図の⑤のことです。
蹴込板があるけど、手すり部分は壁に囲われていないタイプの階段もあります。
オープン階段
ボックス階段
我が家の子どもたちは未だ小さいし、オープン階段だと落ちそうで怖くない?
そうだね・・・でも閉塞感のある階段は嫌だな・・・
階段がリビングにあれば、親の目が行き届きやすくてオープン階段でも少し安心できるかな?
オープン階段の種類
オープン階段は大きく4種類に分けられるます。
力桁階段:踏板を1本の桁で下から支える
ささら桁階段:踏板を2本の桁で下から支える
側桁階段:踏板を両サイドから支える
片持ち階段:踏板を方サイドから支える
下から支えるタイプと、横から支えるタイプのオープン階段があるんだね!
見た目的に、ささら階段が一番好みだな!
直線・L字・コの字・螺旋 ?
階段計画で考慮すべきポイント3つ目は「階段の形状」です。
形状は大きく分けて4種類あります。
・直線階/直階段
・L字/かね折れ階段
・コの字/U字/回り階段/折り返し階段
・螺旋階段
直線階段
L字階段・コの字階段
螺旋階段
・階段は直線階段が最も踏み外しを起こしにくく転落のおきにくい安全な階段です。
直線階段は踏み外したら下まで転げ落ちちゃうけど、踏み外す危険性は一番低い階段らしいよ!
そうなんだ!見た目的にもシンプルでスッキリした直線階段が一番好みだな!
Konojy家の階段計画
Konojy家がどんな経緯で階段を選んだのか、また、階段決めでこだわったポイントについて紹介していきます。
Konojy家の要望
Konojy家は以下の階段を希望しました。
①階段の位置 → リビング階段
②階段の種類 → オープン階段
③階段の形状 → 直線の階段
階段はインテリア的な存在でもあるから、オシャレな階段をリビングに置きたいね!
形状は一番スッキリ見える直線の階段が好みだな!
階段の設置場所
階段の設置場所にはずいぶん悩まされました。
階段の形状・位置を変えて20パターン以上の間取り案を検討しました。
間取り案の一部
見た目的にやっぱりシンプルでスッキリした直線階段が好きだな!
そしたら上段の3パターンが候補だけど、ソファ周辺は広々とさせたいから、階段は右側の壁に寄せるのが良さそうだね!
Konojy家の階段位置
Konojy家が選んだ階段
Konojy家はセブン工業の「TWO BEAM」と呼ばれる階段にしました。
踏板を2本の桁で下から支える「ささら桁階段」です。
こちらの階段は、一見アイアン階段に見えますが、踏板を支える黒い桁部分もアイアンではなく木でできています。
木で造ることで、以下のメリットがあります。
上記メリットに惹かれ、木製でアイアン製のような階段が造れるセブン工業の「TWO BEAM」を選びました。
こだわった細かいポイント
①手すりは極力シンプルに
手すりのデザインは、縦向きに複数のバーが入る「縦桟タイプ」と、横向きに数本のバーが入る「横桟タイプ」があります。
Konojy家は横桟タイプを選びました。
手すりの下に入るバーは安全面を考慮して2本です。
②照明はなく、窓のみ
階段横のリビングスペースに間接照明を設置していて、その明かりで十分明るいため、階段には別途ライトは付けませんでした。
窓は、北側の壁に横75cm・縦180cmのFIX窓を付けてもらいました。
日中は電気を付けなくても、窓からの明かりで十分明るいと思います。
③クロスの切り替え位置
Konojy家は1階と2階のクロスの色が違うので、どこで切り替えるか考える必要があります。
階段の壁の色を上下で変える訳にはいかないので、Konojy家は以下の様に貼り分けました。
④幕板
通常、階段や吹き抜けの上の階と下の階の間の壁に「幕張」と呼ばれる見切り材が付きます。
1階と2階の繋がる壁は面積が広いため、一度に壁紙を貼ると木の収縮などでクロスにシワができたり、剥がれる可能性が高いため、区切るために使われます。
ハウスメーカーによっては、クロスが剥がれた場合、免責事項になることを施主が了承すれば、幕板を貼らないという選択もさせてくれます。
幕板を付けないメリット・デメリット
Konojy家は迷いましたが、結局3ミリの細い幕板は付けてもらうことにしました。
もしこれが吹き抜けだったら付けませんでしたが、あまり目立つ場所ではない階段の境目なので付けました。
まとめ
どんな階段がベストかは、それぞれの生活スタイル・家の大きさ・間取りの取り方・何を軸に家づくりしているな等によって変わってきます。
近年「リビング階段」「オープン階段」などが流行っていますが、流行っているから採用するのは危険です。
「階段の種類」「階段の形状」「設置する場所」という3つのポイントから、自分がどんな階段を希望するか考えてみてください!
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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