【壁⑤】下地補強を入れた場所

【Konojy家の壁】シリーズ第5弾は下地補強についてです。

下地補強とは、壁の内側に木の板を入れて、壁の強度を上げることです。

壁にテレビや収納棚など重いものを取り付けたい場合には、下地の補強が必要になります。

そのため、家具や家電をどこに置くか事前に考え、下地を補強する場所を決めておかなければいけません。

以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、Konojy家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!

・下地を入れておくべき場所を教えてほしい!

・下地補強っていくらかかるの?安くする方法が知りたい!

・下地を入れ忘れたらどうなるの?下地を入れなくても大丈夫な方法は?

前回の記事

目次

下地補強ってなに?

「下地補強」とは、壁の内側に木の板を入れて、壁の強度を上げることです。

下の写真の真ん中の色が違うところが、下地補強が施されている壁です。

その周りの黄色いところは、石膏ボードです。

(参照:丸清内装)

なんで補強が必要なの?

下地補強をしていない壁の場合、クロスの下は石膏ボードしか入っていません。

石膏ボードとは、石膏を主成分とした素材を固めたものです。

石膏ボードの強度はもろいため、クギやネジを打ち込み、そこに重量をかけると、ボロボロと穴が崩れてしまいます

そのため、壁にテレビや収納棚など重いものを取り付けたい場合には、壁の内側に合板(ベニヤ板を積層した板)を入れておく必要があります。

(参照:丸清内装)

補強しておくべき場所はどこ?

下地が必要な壁は意外と多いです。

以下のものを壁に取り付けたい場合には、基本的に下地が必要になります。

・将来間仕切り(子ども部屋)
・壁掛けテレビ(リビング・寝室)
・エアコン
・ロールスクリーン
・階段手すり
・収納棚(洗濯機上、トイレ上、クローゼット、パントリー、土間収納)
・飾り棚(キッチン、玄関)
・鏡・全身鏡(洗面所、玄関、ファミクロ)
・タオルハンガー(洗面所)
・ペーパーホルダー(トイレ)
・洗濯物干しバー(脱衣室)
・コートかけフック(玄関)
・傘用アイアンバー(玄関)
・ハンモック

取り付ける物が重い場合や、力が加わりやすい場所には下地補強を入れると安心です。

例えば、ペーパーホルダーなどは、それ自体は重くないですが、その上に手をついて重力がかかる場合があります。

タオルハンガーも子どもがタオルごと引っ張ったら力が加わります。

取り付ける物そのものの重さだけでなく、引っ張ったりぶつかったりする可能性があるかを考慮して、下地補強を入れる場所を検討しましょう。

下地を入れる意外なデメリット!

「どこに下地が必要になるかわからないから、とりあえず多めに頼んでおこう」という考えは注意が必要です!

下地を入れすぎるデメリットが2つあるので紹介します。

①コストがかかる

ハウスメーカーによって金額は異なりますが、下地補強には意外とコストがかかります。

Konojy家が家づくりしているアイ工務店の場合は、1mで5,000円です。

アレもコレもと入れていたら結構な金額になってしまうので、本当に必要な場所に絞って入れましょう。

②断熱性が下がる

補強のため合板を下地に入れると、その分壁に付けられる断熱材の容量が少なくなります。

部屋と部屋の間の壁なら心配ないですが、建物周りの壁の場合には、多く入れるぎると断熱性に影響する可能性があります。

下地補強のコストダウン方法

下地補強の価格はハウスメーカーによって様々ですが、アイ工務店の場合、「1mあたり5,000円」です。

意外と高くないですか!?

「念のためここにも入れておこう」とあっちこっちに下地を入れていたら、すごい金額になってしまいますよね・・・

そこで、下地補強のコストを抑える方法を紹介します。

下地を入れ忘れた場合にも有効な方法なので、リフォームを検討している人も参考にしてみてください。

「間柱」に打ち込む

下地補強をしなくても、「間柱」にクギやネジを打ち込めば、取れる心配がありません。

「間柱」とは柱と柱の間にある小柱のことで、家の構造を支える柱ではなく、部屋の内側の壁を支えるための柱です。

壁に棚などを付ける際に、クギやネジを打ち込む必要がありますが、もろい石膏ボードや合板だけに打ち込んでもクギやネジがすぐに抜けてしまいます。

しかし間柱に打ち込めばクギやネジが抜けにくくなります。

間柱の位置は設計図でも確認できますし、壁を叩いた時の音や、「下地探知器」を使っても確認ですます。

(参照:SUUMO)

「ボードアンカーを使う

下地がない壁でも、「ボードアンカー」と呼ばれるクギを使えば、取れる心配がありません。

「ボードアンカー」とは、下地が無い石膏ボードの壁にも安全に取り付けることができる部品です。

石膏ボードに打ち込んでいくと、その先端が壁裏の中空部で広がってアンカーが食い込むか、壁裏の面で支えることで、力が分散されしっかりと固定できます。

Konojy家が下地を入れた場所

Konojy家は1階に4箇所、2階に9箇所下地補強を入れてもらいました。

1階 (4箇所)

ピットリビングの壁掛けテレビ
・洗面室の鏡
・洗面室のタオルハンガー
・トイレのペーパーホルダー

エアコンとシュークロの棚は、ハウスメーカーによる取り付けなので、下地補強の指定はしていません。

施主支給であったり、自分で後から設置したい物がある場所のみ、下地下地追加のお願いをしました。

2階 (9箇所)

子ども部屋の将来間仕切り
のロールスクリーン
ファミクロの全身鏡
・洗面室のタオルハンガー
・トイレのペーパーホルダー

エアコンと脱衣所・ファミクロの棚、洗面台の鏡はハウスメーカーによる取り付けなので、下地補強の指示はしていません。

施主支給であったり、自分で後から設置したい物がある場所のみ、下地補強追加のお願いをしました。

まとめ

壁の下地に補強が入っていると安心ですが、コスト面や断熱性の面ではデメリットもあります。

また、補強下地が入ってなくても、間柱やボードアンカーなどの代替案もあります。

是非補強を入れるデメリットと必要性の両面を考慮し、補強する下地の場所を決めてください!

Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

30代半ばの夫婦と6・4・2歳の子どもたちの5人家族のKonojy(コノジー)家です。

中庭を囲む「コの字」型の家づくり真っ最中です。

アイ工務店とファンタジスタ藤本さんの最強コンビと共に、ローコストでおしゃれな家づくりを目指しています。

「HOME CREATE LIFE : 家が人生を形造る」をモットーに、最高の家と人生を造っていきたいと思います!

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