Konojy家の間取り決めシリーズ第8弾は、「3Dマイホームデザイナー」についてです。
「3Dマイホームデザイナー」とは、施主が自分でパースを作成することができる有料ソフトです。
ハウスメーカーとの打ち合わせ時以外も、自分達で間取りを修正したり、パースを確認することができます。
Konojy家も購入し、自分たちで色んなパターンの間取りを作成・検討し、非常に役立ちました。
今回はそんな「3Dマイホームデザイナー」について紹介します。
以下のような状況にある方にオススメの記事となりますので、我が家の経験を参考にしていただけると嬉しいです!
・3Dマイホームデザイナーって何?どんなことができるの?
・他の同様ソフトとの違いは何?
・3DマイホームデザイナーをMacで使用する方法を教えて!
前の記事
3Dマイホームデザイナーってなに?
「3Dマイホームデザイナー」とは、メガソフト社が発売している施主向け住宅デザインソフトです。
施主自ら、パースを作成することができます!
ハウスメーカーがパースを作成してくれますが、自分で自由にパースを変更したり、色んな角度から見れたらいいなと思っている人にうってつけのソフトです。
特徴
色んな住宅デザインソフトが販売されていますが、その中でも「3Dマイホームデザイナー」の良さは以下の3点です。
①操作が簡単
・建築やPCの専門的な知識がなくても、直感的に操作できる
・作成した間取りプランをワンクリックで瞬時に立体化できる
・作成したパースの中を自由に歩き回ることができる
②素材の種類が豊富
・豊富な種類の壁紙・床材から好きに選んで組み合わせることができる
・実在メーカーのキッチンやお風呂、家具、家電の素材もある
③確認できることが多い
・季節・時間ごとの日当たりを確認できる
・太陽光パネルをシミュレーションできる
・窓からの景色を確認できる
価格
・ダウンロード版 14,850円
・パッケージ版 18,700円
・オフィシャルガイドブック付 ダウンロード版 17,930円
・オフィシャルガイドブック付 パッケージ版 21,780円
ダウンロード版とパッケージ版があり、ダウンロード版の方が4,000円ほど安くなります。
操作方法が記載されたオフィシャルガイドブック付きだとプラス3,000円ほどかかります。
Konojy家はオフィシャルガイドブックなしのダウンロード版を購入しました。
使用方法
建築やPCの専門的な知識がなくても直感的に操作できるので、使用方法はそれほど難しくありません。
出来ること
続いて3Dマイホームデザイナーでできることを紹介します。
間取りの設計
理想の間取りを何パターンも作成して検討することができます。
各部屋の大きさ、ドアや窓の位置、収納の配置、階段の位置、玄関の形など、色んなパターンを試すことができます。
敷地の大きさや形も自由に設定でき、建ぺい率や容積率も確認できます。
キッチン・風呂などの設備の検討
キッチンやお風呂などの住宅設備の検討時にも役立ちます。
ペニンシュラキッチンとアイランドキッチン、Ⅰ型キッチンとⅡ型キッチンなどキッチンの形で悩んでいる方は、色んなパターンを作成して比較することができます。
3Dで見ることで、上部や横からの位置を確認しながら配置することもできます。
壁紙・床材のコーディネート
種類豊富な壁紙・床材から好みなものを選び、何度も貼り替えてイメージを確認することができます。
テクスチャを選べるだけでなく、模様の倍率変更や回転も可能です。
また、持参の画像データを読み込んでテクスチャとして設定することもできます。
小さなサンプルでは分からない部屋全体の雰囲気が把握できます。
家具や家電の検討
家具・家電の大きさ、色合い、形などが部屋にマッチするか確認することができます。
有名メーカーの実在商品をはじめ、3Dデータやテクスチャが多数用意されています。
クラウドにある56,000点以上の素材も6ヶ月間無料で利用できます。
外構デザインの検討
外壁やアプローチ、塀、植栽などを豊富な素材の中から選んで、自分好みのエクステリアを検討することができます。
車やバイクなどの素材もあるので、実際の外観を具体的にイメージできます。
パノラマ画像で間取りを確認
出来上がったパースは360度パノラマ画像で抽出することができます。
色んな視点から、色んな角度で見ることが出来るので、細かい点まで確認することができます。
こんなことも確認できる!
3Dマイホームデザイナーを使用すると、更にこんなことも確認できるんです!
日当たり
所在地や季節、時間など、いろんな条件で日当たり具合を確認することができます。
部屋の方角や窓の大きさ、軒の有無などの検討に非常に役立ちます。
太陽光パネルシミュレーション
毎月の予想発電量をシミュレーションしてくれます。
年間予想発電量を基に、何年後に投資費用を回収できるかも確認できるので、導入した方がお得かどうかも検討できます。
消費電力量
各家電の消費電力を計算してくれます。
古い家電は買い替えた方がお得か、 LEDにすればどれくらい節約できるかなども確認できます。
窓からの景色
RICOH THETAなどの360度カメラやスマホでパノラマ撮影した写真を背景として使用することができます。
建設予定地で撮影すれば、窓からの景色をイメージできます。
耐震性
地震や風、積雪に強い家かを確認できます。
量やバランスに注意しながら、耐力壁を配置して検討できます。
収納量
家全体の収納スペースが十分にあるか、診断することができます。
使用した感想
公言されている通り、操作は直感的で初心者でも使用しやすかったです!
詳細に作り込んでいくに従って操作が難しくなっていくと思いますが、Konojy家はそこまで詳細にこだわらず使用し、それでも十分に間取りの検討に役立ちました。
お値段はやや高いですが、Konojy家は購入して良かったと非常に満足しています!
メリット
自分たちで間取りを検討できる
間取りは基本ハウスメーカーと一緒に検討するべきですが、打ち合わせの最中だけでは時間が足りません・・・
そのため、家で自分達でも間取りを検討し、打ち合わせで「こんな風にしたいと思ったのですが、どう思いますか?」と聞くことで、効率的な打ち合わせを行うことができます。
Konojy家は階段をどこに配置するか悩んでいたので、自分たちで以下の様に何パターンも間取り・パースを作成し、ベストと思った配置を打ち合わせで提案しました。
打ち合わせの最中でこれを全て確認していたらかなり時間が取られてしまいます。
壁紙や床材のコーディネートを何パターンも試せる
どんな壁紙・床材にするか、色んなパターンを試してみることができます。
打ち合わせで「こんな組み合わせじゃ変かな」と自分の希望を伝えにくい人にとって、自分で色々と試せるのは有り難いです。
色んな視点・角度からパースを確認できる
ハウスメーカーが作成してくれるパースは打ち合わせの場でしか確認することができません。
色んな視点や角度から自由にパースを確認できたら、修正すべき点が見つかりやすくなります。
日当たりをシミュレーションできる
ハウスメーカーによっては日当たりシミュレーションをしてくれますが、アイ工務店含め多くのハウスメーカーではやってくれません。
日当たりを確認することで、窓の位置や大きさ、軒の有無など検討するのに役立ちます。
家具・家電の大きさや位置を確認できる
間取りが決まった後も、家具や家電の大きさ・色・位置を決めるのに役立ちます。
特にソファーの色やテレビの大きさなどは、3Dで見てみることで、部屋のサイズやテイストに合っているか判断しやすくなります。
デメリット
費用がかかる
3Dマイホームデザイナーはダウンロード版で14,850円かかるので、結構高めの金額です。
パースが作成できる無料のアプリやソフトもありますが、やはり素材の種類が少なかったり、操作がしにくかったりと再現度は低くなります。
何千万かかる家づくりの失敗が減らせるのであれば、14,850円は安いかと思い、Konojy家は購入しました。
手間がかかる
操作は難しくありませんが、手間や時間はかかります。
ハウスメーカーかなり作り込んだら結構な時間がかかるので、Konojy家は最低限の出来栄えで作成していました。
Windowsにしか対応していない
3DマイホームデザイナーはWindowsにしか対応していないので、Macでは基本使用することができません。
しかしMacでも使用できる方法があります!
「Pararells」というMacでWindowsが使用できる「デスクトップ仮想化ソフト」を使用すれば、Macでも3Dマイホームデザイナーを使用することができます。
「Pararells」は有料ソフトで、12,700 円かかります。
Konojy家のPCもMacなので、Pararellsを使用して3Dマイホームデザイナーを使っていました。
3Dマイホームデザイナー以外にもWindowsでしか使えないソフトは多数あるので、Pararellsがあると安心です。
オススメしたい人・できない人
最後に、3Dマイホームデザイナーをオススメしたい人と、逆にオススメできない人を紹介します。
オススメしたい人
・自分でも間取りや内装を検討したい人
・時間に余裕がある人
・打ち合わせの時間を短縮したい人
・建築士に要望を伝えるのが苦手な人
オススメできない人
・忙しくて作成する時間がない人
・PCが全くの苦手な人
・コストを徹底的に抑えたい人
・家づくりはハウスメーカーに任せたい人
まとめ
Konojy家は以下の3点から、3Dマイホームデザイナーを購入して良かったと思っています。
・操作が想像以上に簡単だった
・家で自由に間取りの修正やパースの確認ができる
・14,850円で家づくりの失敗を回避できるのであれば安い
Konojy家の家づくりの経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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