土地購入までの軌跡シリーズ第7弾です。
住宅ローンの事前審査が通ったので、いよいよ購入申し込みを行います。
購入申し込み書を提出し、売主から価格の合意を得られたら契約することができます。
この記事では、実際にKonojy家が実践して成功した値下げの方法も紹介しますので、これから価格交渉を予定している方の参考にしてみてください。
契約まで
- 住宅ローン事前審査
- 購入申込&価格交渉 ←今回
契約
- 契約書等の内容確認
- 契約書等に署名・捺印(代理人)
- 手付金・仲介手数料等の支払い
契約後
- 住宅ローン本審査
- 銀行と金銭消費貸借契約
- 残金決済&仲介手数料の支払い
前回の記事
購入申込書に記載する希望額の決め方
購入の意思を伝えるためにまず購入申込書を売主に提出します。
もし値引きを希望するのであれば、購入申込書に自分たちの希望額を書きます。
いくらが妥当な指値なのか判断するには、以下の点を不動産屋に確認すると良いでしょう。
- この土地がいつから売りに出ているか、これまでに価格変更はあったか
- これまでの購入申込額とその回答
- 現在他にもこの土地を検討している人はいるか
- 売主が売り急いでいるか
- これまでの売主とのやり取りを踏まえ、いくらなら指値が通りそうか担当者の感触
また、希望額を決める際には以下の点に気をつけて決めましょう。
- 一度申し込んだら、その後その金額より下げることはできない
- 安すぎる金額は売主の機嫌を損ね、売ってくれなくなる可能性がある
- 値引き交渉している間に他の人に購入されてしまう可能性がある
Konojy家の考え方
少しでも安く購入したいものの、「低い金額で売主の機嫌を損ねてしまうのではないか」、「交渉している間に他の人に購入されてしまうのではないか」、そんな気持ちになってモヤモヤしますよね。
Konojy家は、「もし購入できなったらこの土地とは縁がなかった」と思うようにしていました。
どんなに良い条件の土地でも、タイミングや売主との相性によって縁がないこともあります。
その場合は、「もっと自分たちに合った土地が今後見つかるからこの土地とは縁がなかった」と前向きに捉えましょう。
Konojy家が値引きに成功した方法
Konojy家が購入した土地は、Konojy家が申し込みする2ヶ月前にも他の方から申し込みがあったのですが、その方とは価格の折り合いが付かず契約に至りませんでした。
今回Konojy家はその方と同じ金額で購入申し込みを行ったのですが、5%の値引きに成功し、契約することができました。
Konojy家が値引きに成功した方法を紹介します。
売主に手紙を書く
Konojy家は土地の売主に、どんな人がどんな想いで購入を希望しているか知ってもらいたく、お手紙を書き、購入申込書と共に売主の方に渡してもらいました。
手紙の内容
- 自己紹介:どんな家族が購入を希望しているのか
- 土地について:なんでその場所・土地に惹かれたか、なぜ購入したいのか
- 価格交渉:なぜ値下げを希望するのか(解体費用や地盤改良工事に費用がかかる等)
気持ちが伝わるよう直筆で書き、家族写真と細やかなカナダのお土産もお送りしました。
手紙を書く上で重要なのは、土地は売主の方が住んでいた思い出の場所なので、値下げの理由としてもマイナスのことは書かないということです。
売主の方が、「この人に土地を売りたいな」と思ってもらえるような内容になると良いでしょう。
仲介手数料が安い不動産屋を選ぶ
土地売買の際に不動産会社に支払う仲介手数料は、上限は決まっていますが下限は決まっておらず、不動産会社が自由に決めることができます。
基本的には上限の土地代の3%+6万円で計算している不動産会社が多いですが、割り引いてくれる不動産屋もいます。
割り引いてもらえるケース
- ハウスメーカーの提携している不動産会社を利用する場合
- 売り手と買い手両手から仲介手数料をもらえる両手取引の場合
Konojy家はアイ工務店が提携する不動産会社に仲介をお願いしたところ、値引きの交渉をしなくても先方から80%の値引きを提案してもらいました。
後から不動産会社に仲介手数料の値引きをお願いすると印象が良くないので、不動産会社を選ぶ際に仲介手数料がいくらになるか事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
土地をいくらで購入するかによって、建物にかけられる費用も変わってきますので、土地の購入は今後の家づくりに大きな影響を与えます。
土地の価格交渉はその土地や売主によってどの様に進めるのがベストか異なってくるため、皆んなに共通する最良法はありません。
しかし売主へのお手紙は比較的誰にでも効果があると思います。
例え値引きされなかったとしても、マイナスに働くことはなく、郵送料しかかからないので試してみて損はありません。
Konojy家は売主へのお手紙と不動産屋の心遣いで大変満足のいく土地価格となりました。
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